鹿児島市の中心市街地に位置する都市型住宅。

交通量の多いJR沿線添いの角地に建つため、南側に大きな開口部を設けることが難しく、周囲のビル等の建築物との調和を取るためにもStoのマッシブな外観をご提案しました。

ただそれだけでは無機質な四角い箱になってしまうため、薄くおおらかな屋根を架け、木のぬくもりを感じられるビルトインガレージを設けました。

吹き抜け部分の大きなFIXガラスの部分は室内側に斜めに折り込むことによって、外壁に厚みを感じさせ、窓が穿たれたような特徴的な外観としました。

板塀の中には、街中に居ながらもプライベートな庭が確保されており、ご主人の趣味である自転車の整備や観葉植物を愛でる石土間が室内外に広がっています。

また、街に緑の潤いを提供することも大切にしており、パブリックグリーンが周囲に住む方々や通りかかった人々に「この家が建ってくれて良かった」と、思ってもらえるように設計施工いたしました。